あられ

アラジンのあられのネタバレレビュー・内容・結末

アラジン(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

砂漠の王国・アグラバー。貧しくても優しい心の持ち主のアラジンと、自由を求め自立したいジャスミン王女の身分違いの恋物語 & 魔法のランプを手に入れたアラジンが、ランプの精であるジーニーや魔法の絨毯と一緒に繰り広げる冒険譚。

いつもは洋画は字幕で見る派なのですが、中村倫也さんの歌を聞きたかったので、今回は吹替えで見ました。彼の色気がある甘い声に魅せられました。そして、ジーニーの声を担当する山寺宏一さん。彼の吹替えが面白いおかげでジーニーの魅力が格段にアップしていますね😊

1990年代のアニメ版はめちゃくちゃ面白かったけど、今作品はディズニーお得意のポリコレ色が強くなって、作品的にちょっとつまらなくなりましたw ジャスミンが強くなったせいか、アラジンとジャファーの活躍が目立たないし、ジャスミンが自分が王になるって言い出したので、アニメ版にあった、ジャスミンと結婚したら、身分の低いアラジンが王にならなければならないと言う、彼の苦悩がなくなってしまって、面白味に欠けてしまったのが気になるところでした。

そして、何と言ってもジャファーが、若いしめちゃくちゃイケメンで、そのせいか悪役として力不足でしたね。彼が王になった時も、近衛兵が従ってくれないとか、あり得ない事態が発生するしw 王蟲のイアーゴも地味にただの鳥で、印象に残らないし😆

アニメではかわいかった動物たち、猿のアブー、虎のラジャー、王蟲のイアーゴは実写にしたら怖いだけになってしまった😆

その代わり、美しい衣装や装飾物、美術品は素晴らしく、宮殿に向かうパレードやミュージカルシーンは圧巻で見応えがありました。いいところはそこだけなんだけど😆

”アラジン” はわざわざ実写化しなくてもアニメ版でよかったんじゃないかな😆
あられ

あられ