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アラジンのshowcoのネタバレレビュー・内容・結末

アラジン(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

すごく好き。

実はアニメ版のアラジンも観たことがなくて、あらすじを知らなかった。
どうやら私のツボだった部分の設定が、アニメ版と今回の実写版で違うらしい。

* * *

▲この先ネタバレ注意▲

今回の実写版の大枠はこんな感じ。

勉強熱心で好奇心旺盛な王女ジャスミン。父の後を引き継いで、国と民のためにやりたいことがたくさんあるのに、女だからという理由で実権を持たせてもらえない。

知識も知恵も、意欲もある。
男性になんて負けない!
私が1番この国を愛している。
なのに、ルールって何!?

そこへ「一緒に新しい世界を見に行こう」と、魔法の絨毯の旅に連れて行ってくれる隣国の王子が現れます。
ジャスミンの心を理解するだけでなく、背中まで押してくれた、初めての異性の理解者。

この人となら、夢を叶えられるかもしれない。
この人と結婚をして、この国の王になってもらえれば、一緒に国を作っていける。

恋心と希望に満ち溢れるジャスミン。

しかし、それを良しとしないのが、裏で実権を狙うジャファー。

ジャファーによって、隣国の王子の正体は、ジーニーの力を借りた盗人のアラジンだということが暴かれます。
ジャスミンは、嘘をつかれていたことに加え、王子でない男性とは結婚できない事実に落胆します。

ジャスミンに惚れているアラジンは、何とかジャスミンに近づこうとするも、王の実権を狙って、ジャスミンとの結婚を企んでいるジャファーに邪魔をされます。

ジャファーとアラジンが真っ向対決することになった時、ジャスミン以外の王宮の人たちは初めて、ジャファーが実権狙いの悪い奴だということに気付きました。

ジャスミンの父は、ジャファーの悪巧みに気付けなかった自分を反省し、王の実権を娘のジャスミンに譲ることを決めます。

王は法律を変えることができる。
王女は、隣国の王子としか結婚してはならないという決まりがあったけれど、誰と結婚しても良いという内容に法を変えれば…
そう、自分のために戦ってくれたアラジンと結婚することができるのです。

こうして、
ジャスミンは古い慣習と戦い、
自分の夢と、愛する人との結婚を手に入れたのです。

* * *

これ、女性にウケる内容だよね。
私には、むちゃくちゃ響いた。

特に「やりたいことがあるのに、理不尽な理由で自由がない」という設定に怒りを覚え、それを打破していくサクセスストーリーがむちゃくちゃ好みなのです。

今回の実写版アラジンは、ラブファンタジーに見せておいて、実は女性の社会進出への自由を描いた社会派ドラマ笑。

* * *

アニメ版アラジンでは、
ジャスミンの願いは、「親が選んだ人ではなく、自分が選んだ人と結婚したい」という、恋愛の自由を訴えるストーリーだったそう。

それを現代風にアレンジしたんだね。

* * *

ジャスミンのキャラクターがタイプだし、演じているナオミ・スコットのお顔が激しくタイプ。

つまりは、この映画の評価は至極私的な評価ということです。

でも、好きなものは好き!
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