けんぼー

アラジンのけんぼーのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
4.0
2020年鑑賞131本目。
音楽だけでもう最高なのよ。アラン•メンケンは神。

僕はディズニーリゾートヲタクでもある。大学生の時にディズニーに行った時からどハマりしてしまったのだ。それまでも何度も行ったことがあったのだが、ハマったのはその時からだった。ディズニーヲタは色々なタイプがある。キャラクターが好きな「キャラヲタ」やパレードなどのダンサーが好きな「Dヲタ」など。僕はその中でも、ディズニーランドやディズニーシーというパークの中にある様々な工夫や、見えない所にまで行き届いたクオリティの高さにハマった「ディズニーリゾートヲタク」である。特定のキャラクターやダンサーやグッズなどではなく、パーク自体が好きなのだ。極論を言えば、一人でパークに行って、ベンチに座って人々を眺めているだけでも楽しい。就活でもオリエンタルランドを受けたくらいだ。
そして、ディズニーにハマった理由のもう1つが「音楽」である。最初はハロウィンの時のパレード、ショーの音楽がめっちゃええやんって思って、CDを買ったのが始まりである。そこから、ディズニー映画も見るようになって、当時公開していた映画「魔法にかけられて」の音楽にもハマった。その中で知ったのがアラン•メンケンという作曲家である。
ディズニー音楽と言ったらアラン•メンケンというほど、名曲ばかりを生み出している。本作アラジンの「Friend like me」「Whole new world」や美女と野獣の「Beauty and the beast」リトルマーメイドの「Part of your world」などなど。彼の作り出す美しくて心が躍る曲たちは、多くの人の心に突き刺さる。んー、突き刺さるというか、心を包み込む?心にスッと入っていくような、言い表しにくいな。
ここまでほとんど曲の話で映画の話を全くしていないが、そのくらい、曲の持つパワーがめちゃめちゃ大きい作品なのである。「Whole new world」を聞くための映画だと思ってる。
ディズニーは格差や身分、種族を超えた禁断の愛がテーマ作品が多い。実写映画の「美女と野獣」や本作「アラジン」も然り。「美女と野獣」はちょっとホラー的なダークな感じからの終盤の必殺「Beauty and the beast」で心を掴むが、「アラジン」はジーニーの存在によって、前半はワクワクノリノリ感があってからの必殺「Whole new world」という、必殺曲までの話の展開が異なる。その点でアラジンの方が多くの層に気に入られやすくなってるのかも。
心配だったジーニーこと青スミスは最初違和感あるが見慣れてくる。
ブレイクダンスやラップなども取り入れられており、現代アレンジもちゃんと成立していた。
舞台がインドということもあってか、最後のダンスシーンはインド映画らしさがあった。ちょっと早回しにしてるところなんかは特に。
実はこんだけヲタクと言っておきながら、オリジナルの方のアラジンをちゃんと見たことがないので今度見てみよう。

2020/9/13鑑賞