ドラえもんは猫型ロボット

ペット・セメタリーのドラえもんは猫型ロボットのネタバレレビュー・内容・結末

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「偉大なるエリー様だ……」
エリー役のジュデ・ローレンスの180度変わる演技よ。

親しい者の死に対しての人間の心の弱さを描いた、スティーブン・キングの名作ホラー映画のリメイク。
感想を。

子供の頃にリメイク元を観て、ガクブルな怖さを味わった作品。
思い入れもあるだけに、評判が良かったので楽しみにして、観たが……。

〈良かった点〉
①リメイク元からのストーリー変更。
リメイク元を観て、前知識なしに今作を観ると間違いなく驚く。
特にエリー役のジュデ・ローレンス。
バレエを踊ったり、ハロウィン仮装をしたりと天使のような前半の姿に、
潰れた右目、抜け落ちる髪の毛、青白い肌と生気のない声の後半のギャップは見せ方の上手さなのか、俳優の演技なのか、とても良かった。

〈残念だった点〉
①エンディング
DVDに特典として収められていた「もう一つのエンディング」の方がずっと良かった。父親の愚かさを体現している方がオープニングとも繋がるし、しっくりときた。

②ビクター・パスコウの扱い
リメイク元では何かと主人公に助言をしてくれた心優しい幽霊だったのに、今作では……うーん。

期待が大きすぎたせいか、少し残念な感じを受けてしまった。
ただ、子を思うあまり狂気に染まっていく親心だったり、愛した子供に襲われる恐怖だったりと、人間の愛ゆえの怖さはあるので、ホラー映画好きにはオススメ出来る作品。
また、R15指定はついているが、そこまでのグロさもないので、ホラー映画耐性のない人でも観れると思う。

この作品で得た教訓。
・人の忠告はちゃんと聞こう
・安全運転は大事