ぐっさん

ジュマンジ/ネクスト・レベルのぐっさんのレビュー・感想・評価

4.4
2019/12/13ユナイテッドシネマ札幌2週連続で4DXにて吹替版で鑑賞。

 2017年公開時の1作目もかなり好きでした。
 でも、これ以上はないだろうと思って数年間ボーっとしていた矢先に不意を突かれたかのように続編をやりますと言われ、しかも日米同時公開という気合の入れよう!えっ!!どうするの?と思っていましたが、中身を観てみたら予想以上に面白かったし、外観は相変わらずシンプルな話なんだけど仲間や友達の作品を通してのメッセージ性もパワーアップしていて、前作よりもかなり好きな作品でしたねぇ。

前作のことをシンプルに振り返ると
テレビゲーム見つけた

吸い込まれた

クリアした。
 それだけの話なんだけども、中身は以外に冒険を通して(ゲームをプレイすることによって)絆を深め仲間を大切にするちょっとした青春ドラマとしてしっかりできてました。

そして、今作では
主人公スペンサーは大学生になった

実家帰った

ゲームなおしちゃった。仲間もスペンサーに会いに実家へ向かった。

吸い込まれた・・・
でも、前作と違うところは、
・前作ではキャラ設定させてくれたのに今回はさせてくれないままスタートしてしまった。
・別の部屋に居た主人公のおじいちゃんとお友達もゲームに吸い込まれた。
・キャラは一緒だけど、前作とは全然違うゲームストーリーになってしまっている。
さらに、意外な状況も起こってしまうのです・・・。

 まさに、ファミコン世代の私や、RPGゲーム好きな人にとってはあるある感満載のストーリーが展開されていくわけですよ。前作でもありましたが、ゲームのストーリー説明でもあぁ~この展開あるぅ~とわかる私のお気に入りのシーンも今回も健在でしたねぇ。

 ゲームキャラは今回も一緒ですが今回は、吸い込まれてスタートした時のプレイヤーが大きく変更してしまうのですよ!
 ドウェイン・ジョンソンが演じるブレイブストーン博士は主人公のスペンサーから、なんとスペンサーのおじいちゃんでプレイすることになってしまったり、おじいちゃんのお友達のマイロはケヴィンハートが演じるカバン持ちのムースでプレイすることになってしまいます。
 おじいちゃん達は最初はゲームの中に入ってしまうことを理解せず、あ~だこ~だ文句を言ってくると子が面白いし、それをドウェイン・ジョンソンが演じるもんだから「若いころはこんな顔をしていたのぉ」など動けることを楽しんでいるとこも面白いし、ゲームキャラに変身しても現実世界でのとある出来事での文句の掛け合いも面白い。

 他のメンバーは2回目のチャレンジなのですぐにゲームシステムを理解するのですが、キャラが変わっているもんだから現実世界とのギャップに文句をタラタラ言ってくるとこの掛け合いも面白かった。ジャックブラックが演じるオベロン教授もいいキャラしてるんですよ(笑)カレンギランが演じるルビーもいい!美人だしカッコイイし今回はチームのまとめ役としても活躍しますぞ!!!
 でも、冒険を進めていくうちに、互いの個性を生かして協力し合い、この冒険でゲームキャラの形だからこそ言える現実世界では言えないことを言って絆を深め言いたいことをはっきり言って、わかってくるとやっぱいいチームだし、最高の友人であり仲間であることが芽生え協力してクリアを目指していく展開はすごく良かった!
 各キャラ前作以上に個性あふれるし、活躍するシーンも満載。特に、マンドリルとのバトルシーンはいいチームワークだなぁといえるお気に入りのシーンでしたねぇ。

 ゲームをクリアする。ただそれだけのドラマ!
 でも中身を観ると、若い青春ドラマもあり、息子とおじいちゃんの絆の冒険(ゲームの中だけど)もあり、おじいちゃんだからわかる友情ドラマでもあり、意外なクライマックスもあり、とにかくパワーアップした作品。

 吹替版ではマイロ役にはこちらもゲーム好きで有名な若大将こと加山雄三さんが声優初挑戦しております。声優での演技にもご注目あれ。そして、日本語吹替ならではのセリフも満載なのでそこにもご注目。(あの有名なアニメ映画のセリフもでるかも・・・)
 いろいろあっても、仲間の大切さを学べる作品なので家族や友人と一緒に観ることをお勧めいたしますぞ。そして、一緒に冒険をしていることを楽しめる4Dでの鑑賞を私はお勧めです。
ぐっさん

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