最近、映画の鑑賞マナーの低下を肌に感じることが多く、今作が上映中にも関わらず隣の学生グループがペチャクチャ喋り、スマホをチカチカ…もう、ジュマンジーーー!!!
鑑賞中は口を閉ざし、スマホをOFFする…それが鑑賞マナーじゃボケェッッ!!
スマホも4DXの時みたくロッカーに入れてほしいと願う…それが隠れシネシタンだッ!
いやぁ、ペコペコーン!友情元通りゲームーーー(ドラえもん風)
あらすじは主人公スペンサーが壊したはずのジュマンジを直し、ゲームに取り込まれてしまう。親友、彼女、そしてスペンサーのおじいちゃんとそのケンカ中の友達が救出に向かう!…的な感じです。
今作はジュマンジをプレイするキャラクターが前作とは微妙に違ったり、またゲーム内のある仕掛けによりキャラクターの内面がコロコロ入れ替わります、それに応じて演技を変えるドウェイン・ジョンソンを始めとするゲームキャラクターを演じた役者さん…最高です!特にケヴィン・ハートはモーガン・フリーマンに観えましたよ!
余談なのですが、主人公のスペンサーを演じているアレックス・ウォルフさんが昨年の大傑作ホラー映画『ヘレディタリー 継承』に出演しているので序盤のダウナーな感じが妙な緊張感を生み、いつ"コッ"という音が鳴るのかとあらぬ不安に襲われてたというのは私だけですかね…。フッ( ´ー`)
どうでもいい話はさておき、終盤の格闘シーンはどれも良かった!特にダンス武術を得意とするキャラクターのルビーがカッコいい!流石、MCUシリーズのネビュラを演じているカレン・ギラン、カット割りが少なめで非常に観やすかったです。
そして、もちろん笑えます。おじいちゃんの理解力あるあるやキメ顔や親友チームの1人ベサニーちゃん…大爆笑。
あと、ゲームが舞台の映画なので敵がいくらでもステレオタイプでも許されるというのも題材選びの妙だと思いました。同じ日に観た『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は悪役の設定で乗れなかったので…でも1日映画3本立てとかやっていると、比較して観ることができて楽しかったですね。
あと『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』でもあった雲の上を飛翔する生物描写がありテンションが上がったのも不思議なシンクロニシティ。
前作を鑑賞して私はこのゲームは"社会体験"とレビューに書きましたが、今回は友情元通りゲームでした。
ただ、その割りには心が離れた登場人物同士のやり取りが口喧嘩が多いのに対して、冒険を通して心の交流や和解が全て台詞というのが残念でした。もう少しアクションの中で印象的な和解シーンがあれば良かったなぁ、と個人的に感じました。
しかし、最後のジジイ親友二人のやり取り(ゲームのキャラクターを介してですが)は胸に染みました。演じているのがダニー・デヴィートとダニー・グローヴァーのダニーコンビ…バットマンのペンギンとプレデター殺し刑事という味わい深さが堪らなかったです。
とにかく笑って楽しいクリスマス映画ですし、家族でお正月に観に行ってもいいのではないでしょうか。楽しかった!