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七つの会議のzonomanのレビュー・感想・評価

七つの会議(2018年製作の映画)
4.2
池井戸潤・原作の作品に於いても
すごく分かりやすく観ていて楽しい作品。

役者陣の演技はもちろん、構成が細部まで練られているなぁ〜と観ていて感じました。

序盤は完全にダメ役な八角係長(=野村萬斎)も30分頃、浜本と新田の不倫を見抜いていた辺りから一変。原島課長(=及川光博)がストーリーの回し役を自然とこなしながら60分頃、"ネジの強度問題"というキーワードに辿り着く。
そこからは上層部の隠蔽とそれに立ち向かう八角係長の構図となり、真の黒幕登場と最後の結末にスッキリしながらも、深く考えさせられるものがありました。

にしても、"半沢直樹""下町ロケット"を観ていた方にはお馴染みのキャストばかりなので、香川照之の迫真の演技(顔芸?)は今作でも必見です。
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