さすらいの用心棒

L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。のさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

1.4
「壁ドン」を流行らせた前作に続き、キャストを一新した少女マンガの映画化


監督は同じく、剛力彩芽を上白石萌音に、山崎賢人を杉野遥亮に変更して製作されたが、わざわざキャストを一新してまでやる必要があったのか、と思わざるを得ないクオリティ

女の子がプライドを捨てられないバカな男子に振り回されて、恋のライバルがいて、似たような内容、似たような展開、どこかで見たようなお家芸はもはや『水戸黄門』にちかい(笑)

どうしてこういう映画がつくられるのか。答えは簡単で、映画館における客層が女性10代が鑑賞率65.8%とダントツに高く、彼女らが似たようなものを求めているからだ

市場原理に基づいて映画をつくるのは当然のことで、それを否定するつもりもないけど、映画づくりに関わっている矜持がすこしでもあるなら、もうちょっと工夫してもバチは当たらないんじゃないかと・・・

少女漫画の実写化だと超絶美少女がキャスティングされるのが定石だが、上白石さんは割と親近感があってよい