ましろ

ハナレイ・ベイのましろのレビュー・感想・評価

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)
3.6
村上春樹作の映画化としては一番良く出来ているのではないかなと思います。

ハワイの人々の暮らしや美しい景色、サーフィンの波の飛沫や陽射しの暖かさなど、映像だからこさの魅力も良く出ていました。

子を失った母として、本当の意味での気持ちの整理ができず、しかし表面上は乗り越えてしまった母の、何かが違うと言うようなモヤモヤとした悩みや葛藤。
それが、吉田羊さんの演技により鮮明に表現されていて、気持ちを感じ取りやすかったのも素敵でした。

個人的に春樹名言の一つであるとも思っている、好きな女の子とやる三つの秘訣は、映像で観てもクスッとしてしまい、作品にいい味を出してくれてるなと思いました。

話:4
演技:4
装飾:3
音楽:4
演出:3
ましろ

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