このレビューはネタバレを含みます
・広瀬奈々子監督
※是枝裕和、西川美和監督らが設立した製作者集団「分福」出身。
両監督の監督助手を経て、自ら書き上げたオリジナル脚本でのデビュー作。
しんどい映画だろうなとある程度の覚悟はしていましたが、何度も折れそうになりました。
是枝裕和の要素もありますが、どちらかというと西川美和色を強く感じました。
(ゆれるを観た時の感情を思い出す)
“このままじゃ誰も幸せにならないですよ”
“シンイチ”の意味、重さ。
時に、期待や優しさは引き金になる。
恐るべし柳楽優弥の演技力。
(最後の最後までしっかり引き込まれる)
ラストの柳楽優弥の表情含め、演技面では高評価にしたい所ですが、ストーリーにもう一押しあればというのが本音。
ただ、広瀬監督の次回作があるなら観たいなとは思います。