夜明けの作品情報・感想・評価

「夜明け」に投稿された感想・評価

カチコ

カチコの感想・評価

3.4
メチャクチャ怖い
なごむ

なごむの感想・評価

3.6
びみょい
好きです。

でも全然気持ち的に夜明けは感じなかった。
より深い絶望しか。

俺っていらねーんじゃねーかなーって。

逆に本当に懐まで入って仕舞えばよかったのに。
自分を出さないと、人は信用してくれないよ。

柳楽優弥最高。
con

conの感想・評価

3.3
柳楽くんの青年感すごい
大人なのに不安定な感じ。。。
たまに少年にも見える

これから結婚する継父となる人が母親のこと心から好きじゃないってわかってるあの娘ちゃんが一番現実に向き合ってる気がする



最近?こういう終わり方の映画多いよね…
れお

れおの感想・評価

3.6
東京で生きてる時間は夢なのではとふと思うことがある。東京には起きてから寝るまで余白なんてものは一切なく、瞬きほどの短い一瞬で世界が動いていて救われることもあった。
きっとそこには不毛な時間も山ほどあったはずですが、私は街ですれ違う人や電車に揺られる人を見て、勝手に心の空洞や欠損を埋め合っていたのだと。昨日を終わりにするための夜明け、新しい1日を始めるための夜明け。東京でもう一度、空を見上げたい。
非常に慎重で丁寧、重厚な人間ドラマ

本作は柳楽優弥演じる〈シンイチ〉と名乗る青年と小林薫演じる哲郎を中心としてドラマが展開されていくわけだが、この二人の関係が互いに対する依存によって成り立っており、しかし物語の進行によって依存関係のバランスが崩れていく様が面白いと感じた。

冒頭、シンイチは自殺に失敗したところを哲郎に発見され、保護される。つまりこれは、終わらせようとした人生を強制的に再開させられたということであり、シンイチはそこからの人生に目的や意味を見出せないのだ。
初めこそシンイチは、突然放り出された環境に戸惑うばかりである。しかし、序盤を過ぎれば彼の「贖罪」とも言えるような過去との向き合いと変化と、それを否定し、彼が「シンイチ」であり続けることを望む哲郎の異常なシンイチに対する依存が二人の関係を少しずつ歪めていく。

これは非常に答えの出すことが難しいもので、とくに哲郎に関して言えば、「亡くした息子」という今や”かつての存在”となったものを彼は追いかけている。それはヒッチコックの『めまい』などにも通じる、古くから描かれている普遍的な問題なのだ。

登場人物たちの関係や心情の変化を巧みでリアルに表現しているのが、特徴的なカメラワークと、名優たちによる素晴らしい演技である。テレビドキュメンタリー出身の高野大樹による撮影は、本作が初の長編劇映画とは思えない程のリアリティ溢れる長回しを多くのカットを用いることで、主演の柳楽優弥を始めとする名優たちの僅かな表情の変化を克明に捉えていく。
本作の監督である広瀬奈々子は是枝裕和や西川美和を中心とした製作者集団「分福」の出身であるが、彼女の手掛けた脚本は、是枝監督や西川監督作の下で育ったことを強く感じるような素晴らしい人間ドラマを描いており、尚且つ彼らが未だ挑戦していない新境地の題材を扱っている。

新年の夜明けを迎えるには相応しい、日本映画の新たな希望を見た。
是枝裕和監督や西川美和監督のもとで監督助手をつとめてきた広瀬奈々子の監督デビュー作品。やはり系譜としては、家族の問題を題材として扱っており、先の2人の監督にも通ずる脚本や演出の緻密さを感じる。とくに、前者の脚本に関しては、さりげなく登場するタバコなどにもしっかりとした意味づけがされており、主人公の名前のエピソードやパチンコ店のシーンなどにも冴えを感じた。

主人公役の柳楽優弥が、これまでになに目を瞠る「静」の演技を見せており、彼に対する認識を新たにした。その演技を受けるかたちの初老の木工職人役、小林薫も、円熟の味を出しており、最後まで安心して観ることができた。これは監督の演出力にも依るのかもしれない。次回作が楽しみな新人監督のひとりだ。
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