ワイルドスピードシリーズはMEGAMAXでリタイアした私でも、デビッドリーチ監督でライアンレイノルズが出るのなら観なければならない使命感に燃えて、「ユーロミッション」「スカイミッション」「アイスブレイク」も観てから劇場へ。
ワイスピシリーズは、あり得ないやり方で車ぶっ壊しまくるのを頭空っぽにして観るのが正しいと気付いたのですが、いつのまにかローマンが大好きになってしまったのにこのスピンオフには出てこないという悲しみ。
それでも、ホブス＆ショウというか脳筋＆キック禿だって良い感じのカラミを魅せてくれるんだろうという期待感も大きかったのですが、割と真面目に作ったバディムービーって感じ。
このシリーズって、「とにかくぶっ壊せ！敵でも雰囲気次第で仲間にしちゃったけど、過去は過去だ！ファミリー大事だけど死んだらめそめそすんな！でもブライアンは別。」くらいのノリでエンタメに徹するシリーズだと思っていたので、ホブスとショウのルーツや家族に焦点を合わせ過ぎちゃったのかなーって感じはします。
そもそもそんなにワイルドなスピードは控えめだったし。
敵が最新テクノロジーを駆使した謎の組織で、ヴィランはイドリス・エルバさん。基本的に人の好さげな雰囲気なのはちょっと戸惑ってしまいましたが、乗ってるバイクがトランスフォームし過ぎて爆笑できます。音まであのトランスフォーマーそのまんまでしたから。
二人のキャラクターに惚れている方々には見どころたくさんあって大満足だとは思いますし小ネタもちょこちょこ出てきて楽しい。ショウの秘密基地にミニクーパー置いていたりね。
ショウの妹、ハッティがキーパーソンになるのですが良いっすねぇこの人。ネコ科の美しいお顔立ちでやたら強い！ショウの妹としては説得力あり過ぎるキャラで本家でも出てきちゃうんだろうなあって期待しちゃいますね。
水と油のようなホブス＆ショウの共通点がお母ちゃん大好きっ子ってのがワイスピシリーズの根底にあるテーマであるファミリーというのを思い出させてくれますが、二人ともホントにお母ちゃん大好きだよね。というか、ショウは親離れしろよ！
ライアンレイノルズは最初と最後にやたら存在感出してきてよくよく考えるとあの事か！と思わせるようなネタ突っ込んできたりしてます。いやいや、あんたもう少し出てきた方が盛り上がったぞ。
手堅くまとめた代償として、ダイナミックさは本家に及ばない感はあるのですが、二人の競演は見栄え良く楽しめました。
それにしても、妙に顔のアップシーン多かった気がするのですが。
IMAXのスクリーンがロック様の顔面でいっぱいになるのほんと面白い。
