のん

ワイルド・スピード/スーパーコンボののんのレビュー・感想・評価

4.0
ハゲとマッチョのメガ盛り筋肉パラダイス


このシリーズに対する私の認識は、「ハゲとマッチョがドンパチやる映画」程度のものなので、最初からストーリー性や物語的カタルシスを求めては観ていない。


考えてみれば『MEGA MAX』より以前の作品はそもそも観ていないので、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムが参加していないワイルスピードを想像することが出来ないし、あまり興味もない。


物理法則を無視したド派手なアクションは映画を映画足らしめるには充分過ぎる要素で、たぶん観終わって2秒後には記憶の彼方に消えてしまうような内容なのだが、ごちゃごちゃと頭で考えるよりもこういうノーテンキな映画も必要なのだ。


そういう意味ではこの映画と4DXの相性はあまりにも良く、特にカーチェイスシーンでは、低い振動がずっと響いているので、まさにライドアトラクションさながらの激しさが味わえる。



『デッドプール2』のデヴィット・リーチ監督は、全年齢向けにゴア描写を丁寧に取り除いたアクション盛り盛りの重量感たっぷりな場面を限界まで詰め込んでいるが、作品のテンポを落とさず最後まで軽やかにみせてくれる。


ホブズとショウの罵詈雑言を飛ばしながら抜群のチームワークを発揮していく様子もバディムービーとして抜群に面白く、気分転換するには最高の映画。

【4DX吹替】
のん

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