「知性もある!筋肉もな!!!」
楽しすぎた……俺の持ち合わせてる度肝という度肝をすべて抜かれまくって、今俺がこの世界で一番幸せものなんじゃないかと思えるくらいにぶっ飛ばされました。
おいしいトンカツを出す店で、密かに人気があったカツカレー。
いつのまにかカレー屋と言っていいほどカレーメインの店になってきて、
それはそれで美味しいからもちろん通うんだけど、なんか今日はもう店主がご機嫌すぎてトンカツ切らんとカレーばっか煮込みよる。
しかもグリーンカレーやらスープカレーやら、色んな種類のカレーをフルコースで入れ替わり立ち替わり出してきて
「いや〜今日は厨房にカレーの本場で修行積んだ子が入ってきてさ〜」とご満悦の店主。
「店主……めちゃくちゃ美味いけどさ、も、もうお腹いっぱいだよ……」
「お、そうかそうか!いや〜ごめんね!カツが食べたかったんだよね!あるよ!!」
ってカツカレーを大量に出してくるんすよ。店主が。
しかもそれがもう勢いあまってよそったもんだからカレーに指入ってたり、器から溢れてたり、カツに火が通ってなかったり
でもそんな店主がニッコニコで出してくるし、美味いから許せちゃうし、むしろどんどん好きになる。
いや〜ひとしきりフルコースも終わりかな?と思ってるとまだ折り返し地点でさ。
「ほら!考えたんだよ!カレータワー!」とか「カレーフォンデュとかどうよ!」とか、もうわけわかんないけど、絶対に美味いんだよ。
もう帰る頃にはこっちはもう死にそうな状態なんだけど、幸せ度はハンパじゃない。
厨房で店主が「いや〜今日は楽しかったねぇ〜」ってバイトとかと肩組んで喜んでる姿を見てたら泣けてきちゃった。
「店主…またこのカレーフェアやるとき、必ずくるよ」
そんな映画でした。