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タロウのバカのmarucoのレビュー・感想・評価

タロウのバカ(2019年製作の映画)
4.0
「タロウのバカ」思いきって観て来た。鮮烈で衝撃の映画だった。私は中盤以降ずっと哀しくてせつなくて胸が詰まって泣いた。壮絶な暴力シーンでは私自身の体の痛みとして泣けた。
この3人の少年達はとにかく
いつも寄り添ってる。
稚拙でみずみずしくありながら
衝動的で危うくどうにもならない絶望感にまみれている。私は観ていくうちに
これはドキュメントなのかと言った
錯覚に陥る、それは彼らの豊かな演技力の成せる技としか言いようがない。
この作品の背景には、醜い大人の事情があり、決して親にはなれない、
親になる資格のない血の通わない人間が子供を持ってしまう恐怖、大罪、が浮き彫りにされる。少 年 は非常に幼く華奢で小さな体つきをしてる。既に中学生の年齢に達しているがこの世に生を受けて以来学校にも1度も行ったこともない、
戸籍もない名前すらない。
ひらがなだけは
自分で覚えたと言っていた。
母親に捨て育ちにされたため
ひどく苛酷な日々を強いられている。
精神的にも痛々しい闇がある。
この子がタロウだ。
タロウを支えながら共に生きてる。
エージ、スギオ、
唯一この3人が出会ったとき、
行動を共にしてる時だけが生きている
実感があったのであろう。
エージが宅配ピザ屋からバイクごと盗んだシーフードピザ美味しそうだった。
この3人だけの世界は
唯一無二、至福の世界であったろう。
最後にタロウのその後の行く末は
とても気になる。
そして親は必ず収監されるべきだろう
私は無期懲役に処しても何の問題もないと思う。
蛇足
「タロウのバカ」絶賛します‼️
私自身邦画は避けて通ってきた。
でもこの作品に、
あえて触れたところ、
映画に対して、
素晴らしい新境地をわたくしに、
迎える機会を
与えて頂けた
監督はじめ魅力的な俳優怪優、
スタッフの方々に心から
お礼を言いたいです。
邦画を甘く残念に見てた
不埒なmarucoを許して下さい。
明日からは又
映画鑑賞すべく容量が増え、
その分懐具合の減少化の懸念はあるが、
良い映画を観ることで、
きっと心身は健康になり、
賢くなり、
それが巧く循環してくれるような
予感がするよ❤️
駄文ながら長文ご容赦下さい。
ちょっと疲れた、
おやすみなさい🌃✨
maruco

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