大森立嗣監督、
好きな監督さんです。
"まほろ駅前…"のような人情、喜劇にハマらせておいて、"光"では抜群の薄気味悪さに後退り、"日日是好日"では五感を静かに揺らされた。幅広で引き出しが多い事よりも、掴みどころがなく得体の知れない楽しさが好きの理由なんだと思います。
が、、、コレは全くハマらず。
胸糞青春群像劇。
監督が面白い新素材(YOSHI)を発見して、急いで仕上げた薄い脚本に思えた。夜のプール、河川敷、渡り廊下、青春映画に欠かせないシチュエーションが用意され、どこかで見かけたやり取りが繰り返えされる。未成年にピストル持たせたら行き着く先は破滅しかないのでは、、、
着地点が想像の範疇を超えることがなかったし、松本大洋のような世界観を期待した自分がバカだった。
孤軍奮闘する菅田将暉が痛々しい。