きょんちゃみ

27クラブのきょんちゃみのレビュー・感想・評価

27クラブ(2017年製作の映画)
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偉大なアーティストは、27歳で死ぬことになっている。

⑴ジャニス・ジョップリン
⑵ジミ・ヘンドリクス
⑶カート・コバーン
⑷ピート・ハム
⑸ブライアン・ジョーンズ
⑹ジム・モリソン
⑺ジャン=ミシェル・バスキア

And so on....

みんな、27歳で死んだ。天才は27歳くらいで命が燃え尽きることになっているらしい。私は天才でないので、長生きが出来るのではないかと、希望がもらえる事実である。

これをThe 27 clubという。

ちなみに、哲学者のジョージ・バークリーも27歳までに主著のすべてを書き終えてしまい、もはや神の存在も証明したので、やる事がなくなり、カリブ海のバミューダ島にユートピアを建設するための資金集めの一環として、使い古された廃船のマストのヒモを水に浸けておくと染み出してくるタール水を飲んでハッピーな気持ちになれるというおクスリを売っていたので、同じような天才の人種である。

以上である。

【以下は、余談である。】
【ここからは読む必要などまったくない。】

27歳で死んだジム・モリソンというのは、映画監督フランシス・フォード・コッポラの同級生であり、詩人であり、天才である。

ジム・モリソンの所属するバンドは、The Doorsという。最初の2枚のアルバム(『ハートに火をつけて』と『まぼろしの世界』)は究極的にいい作品だとされている。天才というのは得てして処女作と、その次の作品くらいまでが究極の作品であり、それ以降は失速するパターンが多い。

コッポラ監督の『地獄の黙示録』という映画はThe Doorsの、The endという曲で始まる。ジ・エンドという曲でスタートするなんてオシャレである。

なぜ、バンド名がThe Doorsという名前になったのかというと、オルダス・ハクスリーの『知覚の扉』The Doors of perception という麻薬体験記から取っていることになっているが、そもそも、オルダス・ハクスリーはこの言葉をウィリアム・ブレイクという詩人の言葉から取っている。
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