タイトルはモーゼが海を割ってユダヤ人を導いた日=その祝日との事。その前提を知ってないと意味分からなかっただろうな。
64Th St king Drという通りも実際にあるんですね。ゴドーを待ちながらを知ってる云々よりも、現在のアメリカ事情を分かってるかどうかで面白さが大分変わりそう。
とは言え分からないなりに引き込まれてあっという間に見終わった。
ただ舞台の生の良さみたいなのを激しいカット割りがやや相殺してる気はした。客席の表情を差し込まれると集中が削がれる。
モーゼはもうそりゃモーゼだし、白人警官も白人のマスターも何たるかは明解だけど、では友達のキッチは何のメタファーになるんだろう。考えると幅広くて、でもそこがこの話の要になるんだろう。ゴドーで言うところの自殺するには細過ぎる木は、この舞台だと何に当たるのかな。