おかめ麦酒

青の帰り道のおかめ麦酒のレビュー・感想・評価

青の帰り道(2018年製作の映画)
4.3
完成披露試写会にて。

キービジュアルが公開されてからたまらなく好きすぎて気になってた映画。結論、やはり直感は間違ってなかった。

高校卒業間近の男女グループ7人が卒業後それぞれの道を歩んでいき…複雑な年代の青春群像劇というテンプレ的な話ではあるがとにかく心情に丁寧。キャラが多いのによくもここまでそれぞれ描ききった!


色々心に響いてるのに、胸がいっぱいすぎて書けない。。想うことありすぎて感情が溢れてるし、何で泣いてるのかわからないのにめちゃくちゃ泣いた。

青春のキラキラ感も、そこからの現実がうまくいかない苦悩具合も、すれ違いも、ある事件も、もう全部全部。


もしああしてれば、こうだったら、こんなはずじゃなかったのに、と過去を苦悩することばかりな人生だけど、それでも頑張ってきたんだから自分の人生もっと自信持っていい。そして辛い時に側に寄り添ってくれた友人を思い出す。大切にしたいと思う。誰にでもある自分らしく戻れる場所。そんな作品。

たぶんピンとこない人はまったくこないし、合う人はめちゃくちゃハマって嗚咽するんだと思う。


なにより、キャラたちがまったく同い年設定!!!共感しかない!!!
ちゃんとガラケーやコンデジからスマホになったり3.11経験したり同じ世代を生きた。


まあ5/7がこんなに闇堕ちして、残り2が真っ当に幸せ、っていうのはさすがに極端かもだけど、、うまく比例かけてる。


真野恵里菜の落ちぶれっぷりとか苦悩っぷり、からの最後の浄化された顔は素直に凄い。歌唱シーンではさすが元ハロプロ系アイドルという実力の高さだけど、それよりも女優魂感じました。


倫理的にはいちばんどうしようも無かったリョウが「いっぱい考えたけど結局生きてくしかねえんだよ!」って言って、終盤はカナを支えたり凄く真っ当だったのが、「リョウ成長したね〜〜」って感じ拭えなかった。


バイプレイヤーとして注目してた森永悠希だけど今回超重要な役どころ。そしてやっぱり上手い!!!


高岡息子事件でお蔵入りしかけてた作品、こんな名作が日の目を浴びなかったら惜しすぎる。本当に公開されることになって良かったなあ。あと、音楽がめっちゃ良いです。もしも僕が天才だったら〜も無添加カナコも頭から離れない。。


以下試写会コメントメモ。
・キービジュアルはなんとクランクイン初日(!)

・ポスターを見て周りに『恋愛キラキラ映画かと思った』と言われて、後悔する部分もあって。でも自分はこういう映画を撮りたいと示したかったし、この映画を撮ると決めたときからこの画しか考えられなかった。

・実物の真野恵里菜、小柄で華奢!!!
輪郭の綺麗さ、まさにSサイズモデル。声も可愛くて印象的。挨拶では感極まって号泣。

・清水くるみは器用な女優さんだなあ、と思ってたけど実際も本当にスッキリしてる感じの方。天然ぽい秋月さん、さばけたしっかり者の清水くるみ、優等生真野恵里菜って感じのバランス取れた雰囲気。

・安定のバイプレイヤーとして注目してる森永悠希が仕事の都合でビデオレターだったのが残念…。せっかくなので生で見たかった。

・青の帰り道にかけて、自分がもとに戻れるところは?の質問に「地元の駅に着いたとき」「中学受験時代に通ってた塾、近くのお好み焼き屋」「自分の部屋」「友人のいる場所」(^^)