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青の帰り道のyukkyのレビュー・感想・評価

青の帰り道(2018年製作の映画)
3.0
◾︎一言
「思い出せる、青春を置いてここに来た。」

◾︎選んだ理由
なんか青春っぽかったから

◾︎こんな人にオススメ
横浜流星好きな人

◾︎感想
▪︎ストーリー
"思い出せる青春があることと、また会える仲間がいることと、夢があること。"
これは人生にとってきっとすごく重要な事だ。

この映画が、青春なのではない。
青春の向こう側に迫り、また青春を思い出せる場所に戻ってくる、道筋のような映画。
それを、amazarashiの「たられば」が支える。

夢を追いかける"もしも"と、夢に追いつかず抱く絶望を繰り返す毎日でも。
夢という言葉に苦笑いし、つまらない現実に飽き飽きする毎日でも。

何故か自由でしかたがなかった青春の思い出とは、あの頃の夢と今の"夢のようなもの"がたとえ違っていたとしても、ふと背中を押してくれる。

青春は思い出せる所に置いておくもので、仲間とはまた会えるように連絡を取っておくもので、夢はとりあえず持っておくものなんだとなんとなく思った。

観たことはないし全く知らないんだけど
「若者のすべて」ってこんな感じなのかな?と勝手に想像した。


これだけ語っておいての久しぶりの低評価…
それと裏腹にこの映画の評価は高くて、動揺。

どのシーンを取っても何故か既視感があり、あまり私には響かなかった。全体的に物語の展開が早くてあまり深みがない、と思ってしまった。

響かないなりに、でもその社会の中でもがく感じに、共感しながら観た。

役者それぞれの思いも、映画には宿っているもの。
そう思いながら完成披露試写会の映像を見て、少しまたこの映画への印象が変わった。
この映画が公開されるまでにも色々な過程があったことを知った。

この映画が作られた背景だとかを考えられるようになったのは、この前初めて完成披露試写会に参加できたことがきっかけ。

映画でも仕事でも遊びでもなんでも、結局自分がどう触れるかで得るものは変わることに気付いた。

基本一人が好きだし、人との関わり合い面倒と思う人間だけど、
でもやっぱりいろんな機会に赴いて、いろんな人の好きなものの話とか聞いていきたいなと思う。

何言いたいのかわからなくなって来たのでまとめると、
とりあえず横浜流星はイケメンだし声がいい。

▪︎その他
この映画の評価を私の中でグッとあげたのが、amazarashi。
映画はさておき、「たられば」すごくいい曲だから、聴いてほしい。

サークルの同期が、amazarashiの「終わりで始まり」で引退の時に踊り、ものすごく感動した思い出がある。
まさに、私にとっての青春を思い出させてくれる声の一つ。

音楽は、あの頃の青春に手っ取り早く繋がる。

◾︎この映画を観た人にオススメ
・きみの鳥はうたえる
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