タイトルとポスターから連想される青春映画ではなくて、いい意味で裏切られた。
初っ端から「なんで自分から死んじゃうんだろうね」ってキリちゃんの家族のセリフに反吐がでた。
自分だけ取り残されてると感じているリョウとタツオを見ててもどかしかった。
「あんたに何がわかんの」キリちゃんが親にそう言った瞬間涙が溢れた。ほんとにあんたに何がわかんの、だよな。 部外者が口出してくんじゃねえよ、という気持ちになる。実体験をぽんぽん思い出して鳥肌たった。
誰の立場に立ってもみんな辛くて苦しい。
だけどなんだかんだ助けてくれる友達がいっぱいいて結局恵まれてるじゃんと思ったり。
いつも一緒にいる親友の1人が死んでみんな崩壊していくところまではそうなるよなって共感とかいう域を超えた感情になったけど、結局みんな再集結するのがやっぱり映画だなと思った。羨ましくてどうにかなりそう。
「過去には戻れない、全部変わっちゃった」が一番が心に残った。