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青の帰り道のmunのレビュー・感想・評価

青の帰り道(2018年製作の映画)
4.8
高校を卒業してそれぞれの人生を歩む7人。上京する者。地元に残る者。夢を見る者。家族を守る者。
それぞれがそれぞれの人生で挫折して、
"友人の死"の理由がそのタイミングで理解できる。
みんな必死に生きていて、でも人生って全然うまくいかなくって。それが辛くて涙が止まらなかったけどそう思う自分はまだ理想を追いかけてるのかなあって思った。
そしてあの頃の眩しいくらいにキラキラしてた高校時代のシーンがより現実との落差の対比になってるように見えた。
藤井監督のあの台詞のない音楽と演者の表情だけで見てる人の感情をぎゅーっと引っ張っていく演出が好き。
本編を見てメイキングを見て、一度潰れかけたこの映画を潰さず作り上げて下さった監督、スタッフ、キャストに感謝したいな。数年後にもう一度見たい。
最後は未来が見えた。リアルタイムでも同じように必死に生きている人がいるんだろうな。みんな幸せになってほしい。
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