yama

青の帰り道のyamaのレビュー・感想・評価

青の帰り道(2018年製作の映画)
4.2

青いねぇ。
痛いねぇ。

いつか大きいことやってやるって。

高校までは誰かが特に秀でることもなく。みんな同じラインに立ってる気でいた。でも高校を卒業したら自分の弱さが浮き彫りになって他人と比較してたまに腐ったり、それでも前を向ける人が輝けるのかな。

俺たちもう子供じゃないんだから
俺はお前とは違うんだよ
昔のようにただ、仲良くいたいだけなのに。

ギターの男の子も切ないなぁ。
俺なんかいない方がいいんでしょって、
根性なしだなぁって言われてるけど、
本当はそんなことないよね、その先に光があれば希望が見えれば誰だって頑張れる。

きりのお母さんが元気でいてくれるのが1番なんじゃないんですかねって言ってるのが、あぁこの人ちゃんと母親なんだって思えた。

その人が成功してるのように見えて輝いて見えて。でもその人もちゃんと苦しんでるんだよな。

カナの歌じゃないって言ってくれたのは分かっててくれたのはたつおだけなのかも。

そんな奴の気持ち知りたかもねぇよ
って言っちゃいけない言葉だよね
死んだら終わりって言葉は間違ってないけど生きてくしかないってのも分かる。でも、どうしようもない弱い人の気持ちがりょうくんはわからないんだな。

お前はなんで俺がいるってわかってて飲みにきてんだよ、たつおが浮かばれねぇんだよ。

若者の死を取り扱ってるお話。
カナ、お願い出て。が泣ける。
もしも僕が天才だったら。
才能があったらこんなに苦しまなかったのかなって。

やっとみんなで会いに行けたんだね。

僕が王様だったら僕が嫌いな奴みんないなくなってもらう。なら僕が消えた方が早いかな。

前半が青すぎて苦しい。
だからこそ本当に良かったなってちゃんと確かなものがあるんだなって確かなものにできるんだなって思った。

生きてるうちに、あの時こうしてれば、これからこうできたらってことが増えるけど、生きていれば、あの時こうしてたから、って笑える日々が来るのかもしれないね。

凄くいい映画だった。深くて。伝えたいことがあって。ただの青春映画じゃなかった。
yama

yama