Kapporiya49

記者たち~衝撃と畏怖の真実~のKapporiya49のレビュー・感想・評価

3.5
9.11後、アフガニスタンに居るビンラディンとは「水と油」であるはずのイラクのサダム・フセインを倒す、大量破壊兵器が証拠だと言っていた息子ブッシュ政権(つーかチェイニーとラムズフェルドの二大悪党)。大手メディアは右に倣えでそれを伝える。
そんな中、アメリカで唯一疑問と独自取材を展開していたNight Ridder社の4人の記者を描いたドラマ。

監督であり編集長を演じたロブ・ライナーの下の台詞が染みた。

「他人の子供が戦地に行くのをただ見ている人のためではなく、自分の子供を戦地に送らなければならない人のために記事を書いているのだ」

当初脚本には無く、撮影当時に見学に来ていた当事者たちの思い出話から急遽この台詞のシーンを追加というから驚き。

基本的には報道を鵜呑みにしない、出来るだけ複数のソースに触れることが大事だと再認識させられた。
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