れおん

小さな恋のうたのれおんのレビュー・感想・評価

小さな恋のうた(2019年製作の映画)
4.8
広い宇宙の数ある一つ、青い地球の広い世界で、小さな恋の想いは届く。小さな島のあなたのもとへ。
ほら、あなたにとって、大事な人ほどすぐそばにいるの。ただ、あなたにだけ届いて欲しい、響け恋のうた。

沖縄である高校生バンドが流行していた。学校の生徒を、他のバンドを、地域の人を、国境を超えて… 人を熱狂させる力がそのバンドにはあった。
しかし、ある悲惨な事件がバンドを襲う。歌を歌いたくても歌えない。あの頃にはもう戻れない。

『愛唄』に続き、『小さな恋のうた』
映画 × 音楽 × 青春。唄に込められた詩から連想される、景色を描く。どういう想いで、なぜ、誰のために… 届け、あなたに。

ストーリー全体で見ると、伝えたいものとか想いとか、苦しいほどに伝わってくるものがあるが、細かい部分に目を向けてしまうと、どこか冷めてしまう。ある事件が起こるが、その描き方には疑問が残る。序盤だったから、最後の方にうまく持っていってるけど。

キャスティング、がっしりと配役が合っていた。佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈… 特に山田杏奈の歌声と演技は驚かされる。

さよならドール。突然のお別れ。いつかまた再開できると願って、その想いを人形に込める。なんと美しい… 必ず、また会おう。
れおん

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