トムトム

僕の彼女は魔法使いのトムトムのレビュー・感想・評価

僕の彼女は魔法使い(2019年製作の映画)
2.0
ポイントで無料で観られる時はいつもなら絶対に観ない映画を観るというマイルールを課しているので今作を鑑賞。

清水富美加(現・千眼美子)主演の幸福の科学製作映画です。

清水富美加は「仮面ライダーフォーゼ」で観てその稀有な魅力に惚れました。
今作は不思議ちゃんな高校生+白の魔法使い役という事でフォーゼ+ウィザードです。

世の青少年に言いたいのはこんな可愛い女性がグイグイとアプローチにきたり抱きついてきたりするのはフィクションの中だけで、現実の場合は宗教の勧誘かラッセンの絵を買わされるので注意しましょう。

まあ宗教の勧誘なんですけど。

不思議な魔法使い転校生とのラブコメかと思いきや一気に5年後に話は飛び、白と黒の魔法使いによる壮絶?なバトルになります。

青い飲み薬を飲ませて云々というくだりが何というか完全に薬物による◯脳にしか見えないのですが。

主人公がヒロインの為に魔法使いになる訓練をするくだりや敵の黒の魔法使いのデザイン、清水富美加さんの存在により東映特撮テイストを若干感じます。
また主人公 優一役の俳優さんが戦隊モノの青、緑感のあるビジュアルとスタイルをしています。
ヒロインの祖父で主人公の師匠役で不破万作が出ていますが、こういうポジションにある程度知名度のあるベテランを配するやり方も特撮テイストを増進させています。

だからラストバトルで白の魔法使いとして覚醒する時は変身して欲しかったですね。
脳内ではゴールデンボンバーの「Life is show time」が流れていました。

清水富美加さんの漫画やアニメではよくあるが現実でやると寒くなりそうなムーブを成立させてしまう魅力は健在でした。
自らが歌う挿入歌にあわせてお弁当を作ったり、ふくれっ面するシーンは彼女でなければ無理です。

幸福の科学製作のアニメ「宇宙の法 黎明編」の80年代OVA感に今作と宗教とオタクカルチャーは食い合わせがいいのでしょうか。

幸福の科学製作映画は鑑賞後に大量に投下される不自然な程に点数の高いレビューを読んで2度おいしいです。

いい人は白い服を着て悪い人は黒い服を着るという親切な設計なのですが、鑑賞当日 黒いニットを着ていた僕は不安感に苛まれていました。
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