TakuoAoyama

オーケストラ・クラスのTakuoAoyamaのネタバレレビュー・内容・結末

オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて。

淡々と進み過ぎて些か抑揚がないようにも思えるがリアルを表現したかったが故の敢えてか。

無料で楽器を贈呈し、プロの音楽家が初めて楽器に触れる子供達に音楽の素晴らしさを伝えるという、フランスで2000人以上が体験した実在する情操教育プロジェクト、Demos(デモス)を題材にした映画。

夢の大舞台、フィルハーモニー・ド・パリでの演奏前の舞台裏、出番を控えた彼等の息づかいとバイオリンの軋む音が彼等の緊張感を現している。

そしてラスト、1年間の練習の成果をいかんなく解き放った彼等は、演奏者へのリスペクトの現れであるスタンディングオベーションの心地好さを知ることになる。

約半数の生徒がその後も音楽を続けるというこのプロジェクトの有効性を物語る。


やんちゃ盛りの小学生の言動
音楽の素晴らしさ
我が子への理解

受容することから始まり、音楽というツールを介して、徐々に生徒、教師、家族の心が1つになっていく。

音楽はいつだって素晴らしい。
TakuoAoyama

TakuoAoyama