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オーケストラ・クラスのbobのネタバレレビュー・内容・結末

オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

いい映画じゃないか♫

親が団結して授業を続けるように抗議するシーンを見て、
子どもにバイオリンを渡して家に帰すとこうなるのかと軽いショックを受けた。
子どもはバイオリンを弾くだろうから、親はバイオリンの意義について共感あるいは反感を抱くだろうし、家族の時間もバイオリンの練習に取られて変化するだろう。バイオリンの音が家族に受け入れられないことや、近所迷惑にもなりかねない。
教師がバイオリンを15名の子どもに渡すと、子どもたちの後ろにいる家族・・・60名くらいに影響を及ぼす。
ハァ、、教師とは背負うものが大変だと思う。
その責任がじぶんにむけられるのだ。

シモン自ら、教師としての道を優先したことは胸熱だった。

悪ガキNo.1のサミールが、シモンに「弾いてみろ」とはじめに命令していたが、
彼の父親もまた、同じように主人公に命令していた。
悪ガキは普段から口論になれば、自分が責められていると感じ、また他人に対して命令口調だが、
それは日常から父親にされていることなのだろう。
そんな父親が最後はビデオを回すなんて・・・!!グッときたね!

口喧嘩には毎度ヒヤヒヤさせられるが、それも仲の良い証拠である子どもたちのお喋りシーン。
別に何も話が発展するわけじゃないけど、とにかく流れるシーン。
そういうのはフランス映画らしく、
なんでもない風景を愛する姿勢が
トレビア〜ン

久々にスシェフシャ...フランス語を聞くのは良い。

最後の1stバイオリンのアーノルドは上手すぎて嘘くさく、ちょっと苦笑(笑)
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