２ヶ月ほど、なかなかタフな仕事に見舞われ、映画を見る気力も時間もないし、終わったら終わったで反省点ばかりで全くスッキリしない‥‥そんな年末。夜もふと目覚めては、いろいろ考えて寝付けない。
仕事ってなんだろう。私の役割ってなんだろう。どうしたら周りに迷惑かけずに生き生きと働けるんだろう。
昨夜も２時に目が覚めて、寝付けないので思い切って起きて、先日ルース・ベイダー・ギンズバーグの映画を観たときに「こっちも観てみて」と声をかけられた本作を鑑賞しました。
彼女の半生、功績は既に知っていたところですが、ご本人のお姿、佇まい、改めて凄い人だと思いました。法律を愛するって、正義を愛するってことなんだ。そう、正義の人でした。
加えて、旦那様との関係性が素晴らしい。ほとんどの人が、一生かかってもこんなにぴったりとくる人とは会えないのではないかしら。志が似ているだけでなく、押すところと引くところがぴたっと合っているのが羨ましい。
もちろん、彼女のキャリアにも目を見張ります。本音を言うと、その頭脳明晰さが羨ましい。私はバイタリティはあると思うし、仕事は嫌いではないけれど、誰からも一目置かれる様な明晰さはなくて、今はそれがとても苦痛だものだから‥‥
周りを見渡せば、重要な場面には男性ばかりの組織で、悩み苦しむ時もあるけど弱音は吐けない、このなんとも言えない葛藤に、たまに逃げ出したくなる訳です。でも、彼女がアメリカを変え始めた1970年代といえば私が生まれる前後。あれからたった50年ほどだと考えると、男女平等当たり前！って世の中にはまだもう少しかかってもおかしくはない。私の悩みはいつか、私たちの娘か孫の代では、「それなに？」くらいのことになっているはず。
彼女の存在と、絶え間ない努力が、これから先も、遠く離れた私たちの生活を変えていってくれるんだと思う。
心から感謝申し上げます。
r.i.p
