アメリカ史上、女性2人目の連邦最高裁判所判事になった、ルース・ベイダー・ギンズバーグ。
彼女の長年の功績はもちろん、人柄が良く分かり、誰もが彼女を好きになり、スーパーヒーローと呼んでしまうのも納得の人物。心揺さぶられ、偉大さに感服し、泣いて笑えるドキュメンタリーでした。必見。
『ビリーブ 未来への大逆転』で観た彼女の長い下積みや苦労、合法の性差別を無くすべく尽力した第一歩の裁判の話やその後を、本人や周囲の人たちから聞ける貴重で贅沢な作品。
彼女がいたから、アメリカが変わり、日本も変わり、今の自分がいるんだなと実感。こんなに自分の生活に直結したドキュメンタリーは初めて観ました。
｢悪名高いRBG｣と呼ばれ、若者にも支持された彼女の魅力がたっぷり詰まっていて、本当に面白かった。めちゃくちゃ前のめりで鑑賞！
連邦最高裁判所判事で、沢山の人の意識や法律を変えた方と聞いた時にイメージした人物像とは真逆で、物静かで穏やか、控えめなのが印象的。
目に見える激しさや熱よりも、芯の強さや内側に燃える闘志、ブレない信念が彼女の言葉に重みと説得力を与え、人々に聞く耳を持たせるんだろうなと感じた。
ゆったりと落ち着いた的確な話し方に、道徳的な高潔さ、冷静なタフさ、凛とした力強さを感じ、とても心地よく心を掴まれる感覚になった。
差別を無くす事よりも、差別がないと思っている人に差別を認識させる事の大変さ…、怒らず、幼稚園の先生になったつもりで…これは本当に見習おうと思いました。
そして『ビリーブ 未来への大逆転』でも一際心に残っている彼女と夫マーティンとの関係性が、本作ではもっと密にリアルに感じられて、本当に羨ましく微笑ましかった。
社交的でユーモラスなマーティンは、心から彼女を愛し、尊敬し、支え、支えられ、誰もが憧れてしまう関係。素晴らしいラブストーリーを観たような幸福感まで与えてくれて、何度も涙が😭💖
全ての人間のお手本になるような女性だし、あらゆる面で、ドキュメンタリーとして歴史的価値のある作品だと思います。
判事でありながら、リベラル派や女性、若者から絶大な支持と尊敬を集め、ロックスター状態になるのも分かる。なぜなら私も魅了されてしまったから！今後｢尊敬する人は？｣と聞かれたら、彼女の名前を答えますね。
亡くなってしまったのは悲しいし残念だけれど、亡くなっても尚、彼女の功績や意思はこの世に、法曹界に、人々の心に残り続ける事でしょう。
いや！残していかなければいけないね。
出来る事は小さくても、一歩ずつ。
生きている私たち一人一人が！！！！
知見を広めれば、誰かの助けになれる。
そう、強く感じました。
｢優遇してくれとは言いません。男性の皆さんお願いです。私たちを踏みつけている、その足を退けて下さい。｣
RBGマグやTシャツ欲しくなっちゃった😂✨
2021-91
彼女にさえ詐欺師と言われるドナルド・トランプとは一体…。
