まさか何度も涙が出るとは思わなかった。
同じくらい笑ったが。
昨日まで知らなかった、ルース・ベイダー・ギンズバーグ「悪名高きRBG」。
昨日、映画『ビリーブ 未来への大逆転』を鑑賞。
滅多にドキュメンタリーを見ないのに、続けて今作を見た。
なぜ彼女に、これほど惹かれるのか。
ギンズバーグ自身の言葉。
「悲しいことに
コーネル大学の女子学生は
賢さを表に出す事ができませんでした」
シャロン・フロンティエロの言葉
「しかし当時は…
今もそうね
まともな女性は声を上げないと思われている」
マドンナ”What it feels like for a girl”のフレーズを思い出した。
“Strong inside but you don't know it
Good little girls they never show it”
「心に強い意思を秘めてるなんて知らないでしょう
物分かりのいい子はそれを絶対に他人に見せたりしない」
現代の強い女性の象徴とも言えるマドンナ。
彼女でさえ、声高に叫ぶのではなく、ささやくように歌う。
「性差別が存在することすら
認識していない」
人々の「無意識の差別」と闘う。
「議論に勝つには怒鳴らないこと」
「怒れば自滅する」
彼女を知った時には、すでに彼女は故人だった。
それでもこうして映像や音声で彼女を、そして彼女が成し遂げたことを、知る事ができたことに感謝したい。
力を与えてくれたと言うよりは、自分の中の力を改めて信じられるようになったことに感謝する。