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RBG 最強の85才のHMのレビュー・感想・評価

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)
4.0
85歳で現役のアメリカ連邦裁判所判事、RGBこと、ルース・ベイダー・ギンズバーグ。連邦裁で2人目の女性判事でもある彼女を追ったドキュメンタリー作品。

1つ1つの裁判に取り組むという自分の領分のなかで、一歩ずつ世の中を変えてきた人物の言葉が重かった。怒りは議論には不要、というのも肝に命じたい。

コメディタッチのストーリー展開で非常に楽しく見られた。



新宿シネマカリテで見たが、男性客もチラホラ。
ネットでは「妻として、母として、そして働く女性として」というキャッチコピーへの違和感が指摘されている。実際映画の内容も90%が働く女性として、5%が仕事を支える余暇の時間、残りの5%が妻、母としての側面といった印象で、本気でこのキャッチを付けていたとしらミスリード。
もし、確信犯的にこのキャッチをつけて男性客も関心を引く雰囲気を作っているのだとしたら上手いことやったと思うし、こういう「戦略的な妥協的態度」はRGBの歩みとも重なるだろう。
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