現在86歳のアメリカ最高裁判事が何故ブームになるほど注目されているのか？彼女の弁護士時代から現状までを追ったドキュメンタリー。
この映画を観る前はいかにもアメリカ的な自己主張が得意な強い女性の話かと思っていたけど、RBGは頭が非常に切れるけどもどちらかというと寡黙な仕事人という感じだったので意外だった。
トランプ政権になってリベラル寄りで女性判事でしかも高齢の彼女(最高裁判事は自分から辞めるまで終身制！)に注目が集まるようになってから、彼女の男女差別に対する闘い、そしてその素晴らしい実績にスポットライトが当たるようになったというのはかなりカッコいい。しかも体力維持のために個人トレーナーを付けてダンベルを持つ姿にはもう降参！
この映画で特に印象に残ったのは彼女と旦那さんの関係性かな。旦那さんもかなり有能な弁護士にも関わらず、彼女が最高裁判事になるとすっぱりと仕事を辞め、彼女のサポートに回るのはなかなか出来るもんじゃ無いよなぁ。寡黙な方のRBGに比べ、おしゃべり好きの旦那さんとの対照的な関係が本当に微笑ましかったな。それだけに別れのシーンはグッと来てしまった…
2回も既にガンの治療を受けているRBG。トランプ政権の任期が終わるまで闘い続けるようだけど、とにかく体に気をつけて末永くノートリアスでいて欲しい。
