佳作、にあたる作品だと個人的には思います。尺が90分くらいのアクション観たいなって時にまさに丁度良い作品。
冒頭からぶっかましてくれますね。しかも今観終わるとなかなか見逃せないシーンでもあった訳で。「この特殊部隊強そう！」と思わせながらも全然無敵感が無いあたりも個人的には好感度が高かったですし、キャラ立てもそこまでハッキリしてないのが"捨て駒"感あって非情ですが良かった。
ただ1番の残念なポイントが【主人公に全然共感出来ない】ってこと！普通に色々な精神的障害を患わっているみたいですが、それを加味しても仲間への態度や1つ1つの皮肉が癇に障ります。（マーク・ウォールバーグの演技がめちゃくちゃ上手いのもあるけど）だから単純に強いのは良いのに性格面で大凡クズだから、そこに肩入れ出来ない部分は観ていて苦しいです。
そしてマザー率いる支援部隊の無能さにもガッカリしちゃいますね。ああいう市内の信号を勝手に切り替えたり、道順やルートを最短なやつを伝えたり、車を乗っ取るみたいな公共機関に対してアクセス出来るような優秀なシステムが何故あんなに意図も単純に乗っ取られたのか…。全然説明もなくめっちゃモヤモヤしました。
全体評価で伸び切らないのは多分このあたりの脚本の雑さだと思いますが、コンパクトにアクション映画として切り取った一部始終だとすると高評価！楽しかったです。
※興行収入的に続編出来るのでしょうか？
