旅するランナー

魂のゆくえの旅するランナーのレビュー・感想・評価

魂のゆくえ(2017年製作の映画)
3.8
牧師の心理の行き先を追ううちに、観客は自らの魂のゆくえを失いがちになる。
アマンダ・セイフライドのお尻見ながらの空中遊泳あたりから、話のゆくえがとんでもなくなる。
心配してくれる女性への宗教家的罵詈雑言、牧師の自虐的身悶え…笑っちゃいけないのは分かっていながら、笑えちゃう。
主役がイーサン・ホークでなければ、映画としては崩壊していたであろうが、ギリギリ持ちこたえる絶妙なバランス感覚を楽しめる、カルトな味わいのある作品です。