がんびーの

魂のゆくえのがんびーののレビュー・感想・評価

魂のゆくえ(2017年製作の映画)
3.8
「タクシー・ドライバー」「レイジング・ブル」などの脚本を務めたことで有名なポール・シュレイダーが監督・脚本。
キャスト陣も、E・ホーク、A・セイフリッドとかなり豪華。A24の作品ということもあり雰囲気もエモーショナルな感じでかなりタイプでした。

トラーは、ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師。ある日、トラーはミサに来た若い女性メアリーから、環境活動家の夫マイケルが思い悩んでいるので相談に乗ってほしいと頼まれる。仕方なく出向いたメアリーの家でマイケルと話したトラーは、彼が地球の未来に思い悩むあまり、メアリーのお腹の子を産むのに反対していることを知る。必死に説得を始めるトラーだが、心の底ではマイケルに共感し自分の説明に納得のできないもうひとりの自分がいる。一方、彼は自分の所属する教会が、環境汚染の原因を作る大企業から巨額の支援を受けていることを知る。本当の正義とは一体何なのか。トラーの信仰心は徐々に揺らぎはじめ、やがて怒りにも似た感情が彼を蝕んでいくのだった…。

物語のテーマはかなり難解だった印象。宗教にあまり馴染みのない日本人からしたら「え、なんで…?」となってしまいがち。宗教大国アメリカならではの映画。

E・ホークの悲しげな顔を素晴らしい。
歳をとっても彼はかっこいい。
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