【一言で言うと】
「犬は狼に成れぬ」
[あらすじ]
広島県警呉原東署刑事二課の日岡秀一は、マル暴の刑事・大上章吾に代わり、広島の裏社会を治めていた。しかし、上林組組長の上林成浩が刑務所から戻ったことをきっかけに、保たれていた秩序が乱れ始める。上林の存在と暴力団の抗争や警察組織の闇、さらにはマスコミのリークによって、日岡は追い詰められていく．．．。
公開初日&朝一番にて鑑賞。
結論から言うと間違いなく今年観た邦画の中でも最高級の傑作、いや、“凶作”を摂取したような気がする😰
前作では大上扮する役所広司という最大のアクターが作品の魅力を引き出していましたが、今作に至っては役所広司抜きにしても“前作越え”に相応しい続編だと感じましたね😳
特に先に観られたフォロワーの方が言う通り、鈴木亮平様の演技が本っ当に凄かった。
凄いというかね．．．もう清々しい程の狂いっぷりでした(^◇^;)
どんな演技かはもちろん劇場で観てのお楽しみですが、ハッキリ言って画面越しでも殺されるんじゃないかと思うくらいの畏怖、それに狂気を体感させられましたね((((；ﾟДﾟ)))))))
いや〜ヤバい、今思い出しただけでも正直鳥肌が立つ😱
それに大上の後継者でもある日岡扮する松坂桃李様の演技も素晴らしかったですし、終盤の上林と日岡の“本能”と“殺意”が剥き出しの決闘シーンはまさに必見。
ていうか、マジで殺し合ってんのじゃないかと思うくらいのリアルさでした😥．．．
バイオレンス描写に関しても前作よりも更にレベルアップしており、139分ある長尺でも一瞬たりとも気を抜けないシーンばかりで、エンドロールまで終始胸騒ぎの連続でした。
特に目玉を指で…の描写ほどエゲツないものはないっすよ😫
まぁ近年コンプラ重視が囁かれる中で、あんな攻めた描写を描けるのも個人的にはなかなか嬉しいことですけどね😅
とにかくキャストの“魂”が籠った演技に“狂気”が籠った演出が掛け合わさった、あらゆるリミッターが外れた血で血を洗う殺し合いに恐怖通り越して恍惚すらも感じさせる傑作でした！！！
主役二人以外にも西野七瀬ちゃんの元アイドルとは感じさせない程の慟哭の演技に、村上虹郎、中村獅童、それに吉田鋼太郎などなど、豪華キャストが織り成す決死の“競演”にただただ大満足ですね😋
日岡は大上のように“狼”になるのか、それとも“犬”のままなのか．．．
ただ、前作が余りにも完璧過ぎるラストだったが為に、今作でのラストは正直ん？と頭を抱えてしまいましたが、それでも素晴らしい傑作である事は間違いないです😌
にしても松坂桃李様は本当に良い俳優になりましたね〜
昔はただのイケメン俳優としか思ってませんでしたが．．．そう思っていた自分が今となってはただ恥ずかしいばかりです(ｰ ｰ;)
