BROOK

孤狼の血 LEVEL2のBROOKのレビュー・感想・評価

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2021年8月20日
パンフレット:1100円


血に飢えた狼たちへの挽歌――!


いやぁ…濃密でしたー!
濃密過ぎて、軽く眩暈が起きたような感じ(苦笑)

原作は第3弾まで発表されているようだが、
今作は映画オリジナルのシリーズ第2弾となっている。
原作がどういう展開を迎えているのかは不明。

今回は日岡が主人公となり、物語が展開していく形に。
日岡演じる松坂さん、いろいろと凄かった…
でも、それ以上に上林を演じた鈴木さんが半端なかった。


映画は、五十子会の構成員が尾谷組のシマにあるクラブを襲撃するシーンから始まります。

だが、クラブ内の客は全員警察官で、構成員を一網打尽に。
そんな中、日岡は構成員の幸太ことチンタに刺されてしまう。

チンタは日岡が五十子会に送り込ませていたスパイで…
本当は銃で撃たれるはずが、誤って刺されてしまっていた。


広島仁正会と尾谷組は日岡の暗躍により、手打ちとなり、小康状態を保っていたものの、五十子会の上林が出所したことにより、再び抗争が始まろうとしていた。

上林は刑務所で散々痛めつけられた仕返しにと、刑務官の神原の妹を惨殺。

日岡は相棒の瀬島とともに捜査を開始するも、上林の仕業だという確実な証拠が出てこなかった。

上林は五十子会でのし上がり、五十子会の看板を上林組に。
情報を探るため、日岡はチンタを上林組に潜り込ませることになるのだった…。



グイグイと惹きつけるストーリー展開で、全く飽きさせない。
メインは暴君の上林をどうやって止めるのか…ということなのだが、
そこには裏もあったりと、なかなか一筋縄ではいきません。

さらに抗争の勃発で、バイオレンスアクションと化していました。
刀で斬られたりと、観ていて、かなり痛々しく…(汗)


いろいろと書くとネタバレになってしまうので、詳しく言えないけれど、終盤のあるシーンはかなり驚くと思います。
とりあえず、公安という組織は恐ろしい…ということで。
もうすっかり信じていたのにー!!


ちょっとツッコミどころもあるんだよね…
最後の日岡と上林のシーンは、なぜ急にカーチェイスからのタイマンになったのだろう?
そんなに1対1が大事なの???

上林がどうなるのかは、是非とも劇場で確かめてみてください。


これならまだ物語が続けられそうなので、
是非ともシリーズ第3弾も観たいです!
BROOK

BROOK