【あらすじ】
広島・呉原市を拠点とする「尾谷組」と県内最大勢力「広島仁正会」との抗争に終止符を打った、3年前の「五十子会」会長・五十子正平殺害。
その黒幕であるマル暴の日岡によって、秩序は保たれていた。
しかし、五十子の腹心だった上林の出所により、秩序は崩壊していく。
一方の日岡は、弟分のチンタをスパイとして上林組に送り込むが・・・。
【事前情報】
前作に引き続き、広島県呉市を舞台にしたヤクザ映画。
本当は呉市を訪れて、ロケ地巡りをしたいところですが、コロナ禍でなかなか難しい😥
そんな中、公式Twitterでは本作のオフショットがたくさん見られるので、本作に魅了された皆さんにオススメです。
個人的には、上林の生家の後ろに映っていた原爆ドームが、合成ではなくセットだったというツイートがお気に入り✌
👇以下、ネタバレ含みます👇
・
・
・
【所感】
前作に続き迫力満点、孤狼の血ワールド全開の今作。
何といっても、上林と日岡の一騎打ちは最大の見どころ。
上林の衣装が真っ白で日岡は真っ黒というのも、上林の凶暴性を築いた背景と日岡の立場を考えると、いろいろと訳ありげな感じ。
てか鈴木亮平って、こんないい役者さんだったのですね。
変態仮面のイメージしかありませんでした（すまそ😇）
初っ端から再三登場する、大上から受け継がれた“孤狼のZIPPO”も、ベタだけど外せない演出。
終盤にかけて孤立していく日岡は、多くの血を流しながらも、目的を達成する。
ラストの狼の演出も、また“孤狼の血”が流れる予感を感じさせました。
あ、もちろんお二人以外の俳優さんの演技も素晴らしかったです👏
上林と溝口が怒号を浴びせ合うシーンはツバ飛びまくり‼️
プロレスぐらいじゃない？あんなにツバ飛ばすの。
都合よくアイスピックがあるのもご愛敬。
日岡の相方、瀬島もいい味出してましたね。
展開は何となく読めたけど、結構なトンデモ展開なのに違和感ない演技なのは流石です。
ところで、前作と比べておやじギャグは激減しましたね。
この辺は、若返りを意識したのかな？
多分「びっくりどっきり呉饅頭」だけ。
ちなみに調べてみたら、呉饅頭は無かったけど、代わりにびっくり饅頭なるものが。
このびっくり饅頭、どんな饅頭かと思えば、巷で「大判焼き、回転焼き、今川焼・・・など」と呼ばれている、あの饅頭の呉での呼び名だそう。
これは初耳。てか、びっくり饅頭なんて呼んでいることにびっくりどっきり呉饅頭。
【まとめ】
大上の意思を受け継いだ日岡、真っすぐな信念と凶暴性・残忍性が共存している上林。
これだけパワー溢れる役柄を演じるのは難しかったでしょうが、どこまでが素でどこからが演技なのか分からないほどの名演でした👏
ぜひ、劇場で鑑賞したい作品。
もう一回観に行くかもな🙄
