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search/サーチのkのレビュー・感想・評価

search/サーチ(2018年製作の映画)
3.5
全編、パソコンのスクリーンのみ映され、疾走した娘をsnsを頼りに捜索するという物語。リモート通話や、動画により、本来の映画要素である人間の動きをが、しっかり描かれており、一般のドラマ、映画に引けを取らない。また、画面のみが写っているため、マウスの動きなどが、ミステリアスで不気味さを増していた。ストーリー展開も、犯人が二転三転し、事件が一件落着したと思いきや、それがミスリードであったり、息を吐く間も無い展開で、ある種のアトラクションに乗っているかのようだった。事件に関する、勝手な憶測での噂、口コミが出回ったり、操作に非協力的な人間が、あたかも親友だったとsnsで同情したりと、snsの闇の部分も描かれていた。一方で、snsによって様々な手掛かりを得られ、娘を救うことができたことから、snsは使い方次第で、人を救えるし、殺すこともできてしまう諸刃の剣であると感じた。
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