カタパルトスープレックス

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search/サーチ(2018年製作の映画)
3.3
父娘愛を描いたミステリー作品です。ジョン・チョーってスピードワゴンの井戸田潤に似てますよね?ハンバーグ師匠ですよね?ハンバーグ!

ボクはこの手の作品にめっちゃ弱いんですよ。妻を亡くした父子家庭というシチュエーション。実際にボクがそうなので。絶対に泣かずに観れないやつ。デビッド・キム(ジョン・チョー)は妻を亡くして一人娘のマーゴット(ミシェル・ラー)と暮らしている。マーゴットは友達の家で勉強会に参加しているはずなのだが、失踪してしまった。マーゴットに何が起こったのか?という話です。

まず、現代らしくインターネットを駆使した作品となっています。舞台はサンノゼでシリコンバレー。おそらく主人公のデビッド・キムもIT企業に勤めている。失踪した娘を探すために、FacebookやTumblrなど娘のソーシャルメディアのアカウントに入り込む。しかし、ソーシャルメディアでの娘は、自分の知っている娘と違っていた。まあ、これは良くある設定ですよね。父と娘は分かり合えていないのか?実はこれが本作におけるテーマだと思います。

本作はミステリーとしてとても優秀だと思います。どう優秀なのかはネタバレになってしまうので、コメント欄で。ミステリーとして優秀だし、自分自身身近に感じるテーマでもあります。ただ、深みがないんだよなあ。終わった後に何も残らない。だから、何回も観ようとは思わない。アニーシュ・チャガンティ監督は最新作『RUN/ラン』(2020年)がもうすぐレンタル開始されると思うので、そっちに期待かな。

なお、ジョン・チョーは実写版『カウボーイ・ビバップ』でスパイクを演じることが決まっていますが、めっちゃ不安だ!!!すっごいいい人じゃないですか。『スタートレック』(2009年)のヒカル・スールーもそうだし、本作も。