全編PCかスマホのスクリーン上で展開されるサスペンス。
行方不明になった娘のPCにログインすると父の全く知らない娘の姿が露わになっていき というストーリー。
先行した同じアイデアの作品もあるそうですが、今作はワンアイデアの思いついた者勝ちの映画ではなく非常にスマートに手慣れた作品です。
同じアイデアでも後発の作品でコレを超えるのは中々難しいと思います。
監督のアニーシュ・チャガンティはインド系ということもありシャマランの再来と呼ばれているそうですが納得の才能です。
まだ27歳と若く、PCやスマホやSNSの扱いが非常にスマートで自然だと思います。
年配の脚本家の作品にはとりあえず早よググれやといった作品もありますし。
普通の道具としてSNSを扱える世代というか、僕らの世代なら家族とはSNSやPCを通してではなく直接触れ合うのが素晴らしいというベタな結論にしてしまいそう。
ネタバレされる前に観た方が良いとは思いますが、これはPCで視聴するのがベストではないかと思います。
ただ現在ではさらにPCよりスマホへの偏重が進んでいるような気もします。
PCをあまり使わなくなっているのは日本だけかも知れませんが。
あと予告の全ての面で「カメラを止めるな!」を超えた。みたいな惹句は辞めた方がいいと思います。