これすご…。
SNSが人の関係性にどう影響を与えているのか、
その中で演じる自分とリアルの自分はどう違うのかとか、
そういう話題が好きで普段からそういうことばっか考えているもんだから、この映画の取り扱っているものがそもそも好きでした。
本当は友達じゃないのにFacebookでは繋がっている人、自分のいいね欲しさに友達でもない知り合いを「親友」とかって表現しちゃうあたりとか、当事者の悲しみに想像を働かせず流れるインターネット上の残酷な書き込みや、現実の一部だけを切り取って面白がるyoutube動画とか、、
いやー辟易するくらいに現代的で、よかった。。
何よりも、誰もが褒めるであろう「演出」が良い。
全編「パソコンのデスクトップ」だけで描かれる意欲的な演出。
変に奇をてらったものではなく、ちゃんと映画のテーマにマッチ。なおかつ自分の普段の操作にマッチしていて、感情移入しやすいとかそういうレベルではなく、自分がパソコンを操作しているような感覚になってくる。
「送信しようと思って途中まで書いて、やっぱり送信する前に削除する」っていうシーンがなんどもあるのだけど、これ、ほんと、発明じゃないですか？新しい心象描写で、今後、これを真似た映像作品が出てきそうな気がする。
パソコンがwindowsからMacにかわると一気に見やすくなってて、Macほしいなボーナス入ったら買おう〜とかそんなことを思っていました。
とにかくとんでもない映画！
