「好きなポケモンとその理由は?」
冒頭で描かれたWindows XPの起動音とディスクトップの大草原! 懐かしいなぁ。
パソコンで見ていたので、なんだか不思議な感覚になりました。うちのPCもこんなにサクサク動いてくれたらいいなぁーなんて。
全編パソコン画面だなんて、そんなうまくいく訳ないだろと思っていたら…本当に全編パソコンの画面上で物語が展開していくのは感心しました。
マウスのカーソルの動きや、タイピングのリズムなどが効果的な演出となっていて、この辺りのアイデアはすごいなと思いました。英語が理解できるともっと面白いでしょうね。
ただ、全編パソコン画面のルールにこだわるあまり、ちょっと無理してる感じもなくはない。
スマホ持ってるわけだし、あえてパソコン上でお喋りするってどうなの? 主人公と捜査官がいつも画面を通して会話してるのも変な感じだった。僕はスマホのFaceTimeすら全く使ったことないので普通に電話したほうが楽じゃないかなと思ったり。
しかし、その警察と一般人が簡単に連絡を取ったり、捜査情報を共有していいものなの?とか、観客が感じる違和感みたいなものがちゃんと伏線になっているのは面白かった。
もちろん、その伏線回収もしっかりしてて、サスペンス映画としても優秀。
それにしても親父のPCスキルがすごい。
エンジニアなんでしたっけ?
パスワード忘れたときの再発行の手続きとか超めんどくさいのにサラッとやっちゃう。
さすがスタートレックのクルーだなぁ。
そして、SNSに対する問題提起もしっかり描かれているのも素晴らしい。
SNSで繋がる"友達"とはなんなのか?
プライベートを簡単に晒す危険性や、ネットリテラシーの問題など考えさせられるものがありましたね。
確かにSNSのアイコン写真が女の子だと、実際も女の子だと思いがち! このfilmarksでも女の子のアイコンだと"いいね!"しがち!
なんてね(^^) 冗談ですよ。