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search/サーチのRのレビュー・感想・評価

search/サーチ(2018年製作の映画)
4.6
うおおおおお!!! おもしろい!!! すべてコンピュータスクリーン上で話が進んでいくめちゃめちゃおもしろいミステリー、的な前評判で大いに期待しつつ、心のどこかで、いや、そんな大きな制限があっては、奇をてらうばかりでぎこちなく硬直したちょっと退屈な数々の実験作と同じくらいマイルドな面白さとマイルドな失望を味わうのでは、との懸念があったけど、これはおもしろい! てか怖い! こんなに何度も鳥肌が立った映画はホントにない! 親の知らないところでどんな無茶なことでもできてしまうインターネットの時代に、子を持つすべての親が一度は必ず見ておくべき映画だと思った。ストーリーは、ある日、突然連絡が取れなくなった高校生の娘マーゴットに、父のデビッドが、あれ?どうしたのかな? と、SNSでだれか娘つながりの友達の連絡先を調べて連絡してみようとするってとこから始まる。ところが娘のすべてのアカがロックつき。何とか見つけれた連絡先に連絡してもまったく行方が分からない。ついに警察に連絡を入れ、捜索願を出すと、ヴィックという女刑事から連絡が入り、とにかく娘について分かることをすべて教えてくれ、と言われる。が、よくよく考えると娘のこと、人間関係や放課後の行動など、知ってるようで何も知らないデビッド。月謝を払ってたから普通にずっと習ってると思ってたピアノも1年前に辞めていたことが分かる。何とかして娘のSNSを開くことに成功するデビッドは、そこで自分のまったく知らなかった娘に直面する……一体娘は逃亡したのか? 誘拐されたのか? 娘を見つけることができるのか? まぁホント次から次にツイスト&ターンする全く予測のつかないトリッキーなプロットの展開のエキサイティングさもさることながら、やっぱ最高に面白いのが、FaceTime、Facebook、Twitter、Tumblr、ニュースサイト、動画ファイル、監視カメラなどなど様々なメディアを通して、どんどん娘という最も近しい存在のミステリーを深めていく演出が巧みすぎて感嘆! すべてコンピュータスクリーン上ってことで演出が制限されてるような狭くるしさはまったくなく、むしろ我々が日常的に分刻みで行ってる様々な葛藤、あーメッセこれで送って大丈夫かなー、いや、やっぱやめとこ、とか、文末表現をちょっと変えて効果を確認したりだとか、そういう細かいとこで心理を演出してるのが面白いし、スクリーンセイバーが気持ち悪くウネウネ動いたり、アップル起動音がフォーン!と鳴り響いたりで異様な恐怖感を出してたり、意外性のあるアイデアが満ち溢れてて、どんどん感情的に映画に引き込まれていく。すごい! また、全体として、インターネットという高度な匿名性を保ちながら時空間に全く制限されない情報の海に、情緒的に安定性のない思春期の若者が自由に行き来できる危険性、わかっちゃいるけど、どうにもできひんくない?と思ってる大人たちが、その恐怖をリアルに肌で感じられるようにできるし、どんどん希薄化していってる人間関係、目立ってるブルシッターが正義になるという意味不明な現象などなどなど、混沌とした現代への風刺もききまくってて、マジ隅々までエキサイティング! からの! まさかの!!! なエンディングが待っています! そーくるか!!! みなさん演技も素晴らしく、英語学習者にとっては英語も聴き取りやすいと思うし、淡々とスリリングな音楽もクール、びっくり仰天のすさまじい伏線回収など、見所盛り盛り沢山な最高にエンターテイニングな映画やと思います!!! 世界一スリリングでデンジャラスな時空間、それがインターネット! BEWARE!!! また見たい。