私にはよくあることだけど、チラシも読んでなくて、予告編も見てなくて、いきおいで映画館へ。でもそれが良かったのかも。全編PC画面という画期的な手法に、やる気と覚悟と驚きを覚えた。全編がPC画面、劇判のようなものもなく、つまり音楽で盛り上げるということもなかった。主人公の気持ちは、スクリーン越しのPC画面越しの言動から慮るしかない。それも良いと思う。ただ、主人公がPCを操作しているのを眺めていることにちょっぴり飽きてきてしまって、アタシもスクロールしたりクリックしたり、右上のバッテンで閉じたりしたいという気持ちを抱いてしまった。（クソガキ根性ですみませんっ！）仕事帰りで少しウトウトしちゃったけど、それも、自宅でウトウトしちゃう感じと似てたな。
が、しかしだ。途中で鳥肌が立った！背中がザワザワして、最後までゾクゾクした。
非常に良い観客（自称）であるアタシは、監督の思うつぼにハマるのであった。（本でも映画でも、ミステリーなど、最後まで読み解けないで、たいてい制作者の思うつぼにハマります。それだけ素直なニンゲンということで、よろしくお願いします！）
