パソコン画面だけで構成されているという実験的な作品。
もうそれだけで気になって観ちゃいました。
「そんな映像的な縛りを作ってしまっては作り辛いでしょうに〜」となって、やっぱり途中で普通に撮ってる映像があるんじゃないの?と最後まで観ましたが…
ほんとにパソコン画面だけで成立している!
それだけでもすごい事ですが、さらに関心したのがパソコン画面という事を活かしたアイデアの演出がこれでもかと出てくる。
画面外で怒りに興奮している主人公の事を表現するのに、怒りに任せて打った文章を一旦冷静になってから消してゆくところとか。
なるほど、そうやってモノローグの表現にしているのね!と。
あとはいくつか小窓に表示される画像のお陰で共通点を発見したりとか。
行方不明になった娘を探すのに、パソコンだけでどんどん情報を探っていくところはさすが職業がエンジニア。
勉強になりました(´ω`
ストーリーも驚きの展開が待っていて、観ながら「えっ!?どういう事ー!」と口走ってしまいました。
まるでリアルタイムでドキュメンタリーを見ているかの様な錯覚。
かなりのめり込んで観させてもらいました。
ネタ的な実験映画と思いきや、普通に映画としても一級品なのでたくさんの人に見てもらいたい名作!