カトリーヌ・ドヌーヴの近影をあまり見たことが無かったので、こんな感じで歳を重ねたんだなあとしみじみしながら鑑賞していたのだけど、娘に本音を語るシーンの彼女の横顔は60年代頃そのままで鳥肌が立った…………。
長い年月の中で築かれてしまったわだかまりが不意にすっと溶けていく様を静かに描き出していて、派手さはないけれど印象に残る作品だなあ、と。正直に言うと、少し退屈かなと思ってしまう瞬間が少しあったのだけど、そのうちもう一度観たら印象が変わりそうな気もする。
なんかもう最近のレビュー恒例のしめ言葉になりつつあるけれどイーサン・ホーク良かった。