Wisteria

真実のWisteriaのレビュー・感想・評価

真実(2019年製作の映画)
-
是枝監督、何者。すごすぎる…。
人間臭くてじわ〜とくる感じ。
私を含め「国民的大女優」ではないみなさまの感想を覗いてみても、どこか自分の人生と重ねられるものがあるんだねえと思いました。親子の関係って難しい。

Mais, c’est la vérité ou pas?
“記憶は頼りものにならない”から真実かどうかは誰にもわからない。誰かにとっての真実でも、他の人にとってはそうじゃないかもしれない。たった1つの真実なんてものがそもそもないのかもね。

豪華な出演陣にカメラワークも色彩も最高でした。

ーーーここからあらすじ 自分用メモ ーーー
フランスの国民的大女優の母(カトリーヌドヌーブ)が自叙伝発行。
ニューヨークでストーリーライターやってる娘が家族でお祝いに来る。
本の内容が『真実』じゃないと娘おこ。Sharaという事故で亡くなった女優さんについて、ドヌーブが殺したと思っている。
お手伝いさんは自分について全く書かれていなくて存在を否定されたと怒って出ていく。
娘仕方なしに母のアシスタントする。
母が出てるシリーズは「地球でトータル2年しか生きれないから宇宙に行って7年ごとに地球の娘の前に現れることを選んだ母とその娘の話。カトリーヌドヌーブは70歳の時の娘役。」
うまく演技できないって駄々こねる。
娘の補助でお手伝いさんに謝って関係修復。
プライベートうまく行き始めたから演技も良くなってきた。自身の母は自分が幼い頃に亡くなっていたため、また母としてもその経験がないため「あなたの娘でよかったわ」というラインがうまく言えない。
なりゆきで孫娘に「おばあちゃんにはスペースシップに行って欲しい。そうしたら私が女優になったのをみてもらえるから。」って言ってもらえて何かを掴む。
ただこの言葉は実はストーリーライター娘が作って言わせた言葉。
孫娘、おばあちゃん喜んでいたよ!といいながらもmais c’est la vérité ou pas?
娘、微笑んで終わり。
Wisteria

Wisteria