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真実のnanaのレビュー・感想・評価

真実(2019年製作の映画)
3.5
ジャパンプレミアにて鑑賞

是枝裕和監督の最新作。

ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。
同映画祭のオープニング作品としては日本人監督初の上映。


「俺の事はなんて書いてある?」
「死んだ事になってるわ」

カトリーヌ・ドヌーヴ演じる大女優の母が自らの人生を綴った自伝を出版する。
そこに書かれているのは実際とは真逆の家庭的で優しい母と、母親が大好きな娘のエピソード。
呆れる娘(ジュリエットビノシュ)。

「母親を捨て女優を選んだ。」
我儘な母親とクールな娘。

ストーリーが進むに連れ、愛憎が描かれて行きます。

そして明かされる真実。

母親と娘が逆転し、
母親と娘
 ↓
娘と母親
に見えたり、それぞれがいろんな人に見えるように監督が制作した作品。

淡々と進む、ゆっくりとした母娘のストーリー。

女優を目指し、子役をしている孫娘。
おしゃまで可愛いです。

2011年から一緒に作ろう、と監督とジュリエットビノシュが話していて、念願が叶った今作。
フランスの国民的大女優、カトリーヌ・ドヌーヴも、自分を配役してこの映画が制作され、とても嬉しいと語っていた。

ラストのシーンが気持ち良い。
パリが素敵に描かれていて、清々しく感じた。